英国海軍が日本の軍事演習「キーン・ソード」に参加へ
英国海軍の艦船HMSスペイが、11月に日本で行われる多国間演習に参加するため、初めて寄港します。
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日本の自衛隊施設や周辺海域・空域を使った大規模な軍事演習「キーン・ソード」が11月10日から19日まで行われます。今年のテーマは武力攻撃への共同対処です。
HMSスペイは、オーストラリア、カナダの軍艦や航空機、日本、米国の36,000人の部隊、30隻の艦船、370機の航空機とともに訓練を行います。この訓練は、参加国間で即応態勢を検証し、相互運用性を向上させるものです。
HMSスペイの副艦長(臨時指揮)であるブリジット・マクネー少佐は次のように語っています。
「私たちは初めての日本訪問に胸躍らせています。日本の海上自衛隊や他の同盟国、パートナー国との間の素晴らしい協力関係を、演習「キーン・ソード」の期間中もこれまで通り継続することを期待しています」
英空母打撃群が2021年に初展開したのを受け、英国海軍の艦船であるHMSテイマーとHMSスペイがインド太平洋に常駐することで、英国海軍は2022年を通じてこの地域における多くの演習に参加することができました。
韓国沖で多国間の機雷戦訓練に参加したばかりのHMSテイマー艦長のテイロ・エリオット・スミス中佐は、次のように語っています。
「海上におけるパートナーとともに取り組むことで、地域の課題に対する共通のアプローチを共有し、実際にやってみせることができる。私たちがこの地で常駐展開を続けるのは、ルールに基づく国際システムを維持するという英国の決意の表れです」
実動演習「キーン・ソード」は1985年に初めて行われました。「キーン・エッジ」と呼ばれる指揮所演習と毎年交互に行われており、今年で16回目です。