2018年-2022年度における女性、平和と安全保障に関する第四版英国国内行動計画が発表
2018年3月15日駐日英国大使公邸に於いて、英国政府と日本外務省の共催で「女性、平和と安全保障に関する」フォーラムが開催されました。
フォーラムでは、第四版英国国内行動計画の発表と、「女性、平和と安全保障」における英国と日本の協力について意見交換が行われました。
フォーラムには、日本防衛省、独立行政法人 国際協力機構(JICA)、日本の国内行動計画評価委員会のメンバー、各国大使館、国連機関や国際機関などの「女性、平和と安全保障」に関連した政策に関わる方々が出席されました。
ポール・マデン駐日英国大使は冒頭、英国の「女性、平和と安全保障」に関する取り組みを約束し、英国政府の政策においてジェンダー平等や女性・女子のエンパワーメントの推進は最優先事項であり、社会全体が注目していると述べました。マデン大使はこの課題に関して強力な国際協力を呼びかけ、日本は国際社会において重要なパートナーであると強調しました。
西村篤子外務省女性大使は英国の国内行動計画が発表されたことについて祝辞を述べ、昨年度のWAW!イベントから続く「女性、平和と安全保障」に関する日英の継続し行われている協力を嬉しく思うと発言されました。また、西村女性大使は、日本が関係各所と連携しながら日本の国内行動計画について見直しを行っていると述べました。
その後、駐日英国大使館と日本外務省により、各々の国内行動計画についての発表が行われ、それに続きデイヴィッド・エリス駐日英国大使館首席公使と西村女性大使による対談が行われました。
国内行動計画についての発表とそれに続く対談の中では、多くの重要なテーマが取り上げられました。特に、国内における関係省庁の連携に加え、国内行動計画の見直しのどの過程においても市民社会の積極的な関わりが非常に重要だとの認識がなされました。英国は、ジェンダー平等の実現、特に女子への教育を国際的に広めることを、継続して行っていきます。また、他の国と協働して「女性、平和と安全保障」の課題に取り組む際、その当事国・現場の環境を理解し、適応することが必要不可欠です。これは、第四版国内行動計画の中で指定された九ヶ国との協働において、英国が意識して行っていることです。
エリス首席公使と西村女性大使は日英がさらに協力すること、さらに、今回のフォーラムと2017年10月に開催された日英共催のWAW!オフィシャルサイドイベントがこの気運をさらに高めることを期待すると述べました。