2020年夏季五輪の東京開催決定: 大使のお祝いメッセージ
ロンドンのレガシーが、オリンピック・パラリンピック大会を開催する東京に引き継がれるようとしています。
国際オリンピック委員会(IOC)が、2020年夏季五輪の東京開催を発表し、東京が喜びに沸いています。この素晴らしいニュースをうけて、日本の皆様、並びに、東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会の皆様に、ティム・ヒッチンズ大使からお祝のメッセージをお伝えしたいと思います。
「キャメロン首相とヘイグ外相につづき、駐日英国大使館、大阪の総領事館を代表して、2020年夏季五輪の開催地が東京に決定しましたことについて、日本の皆様、並びに、東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会の皆様に心よりお祝い申し上げます。
2012年ロンドン・オリンピック・パラリンピック大会では、競技のみならず、他の様々な面について、英国の素晴らしさを世界中の人々に披露することができました。日本も同様に、2020年の大会を通して、東京、そして、日本全体の再生、成長、希望が生まれ、長期的な恩恵がもたらされることを願っています。」
2012年のロンドン大会から約一年後、東京が開催地に決定しました。オリンピック・パラリンピック大会のレガシーを残すというロンドンの計画は、将来の大会の青写真として、国際オリンピック委員会に歓迎されました。ロンドン大会のレガシーは、これからも、英国人の生活の色々な側面にポジティブな影響を与え続けます。例えば、ロンドン東部の変貌、障害者に対する考え方の変化、オリンピック会場に触発されることで環境に優しい技術の活用が促進されることなどです。今年だけでも、英国を訪れた外国人観光客の数は3%の伸びを示しています。また、2012年大会の閉会式以降、英国への経済効果の総額は99億ポンドに達する見込みで、当初の予測を遙かに上回っています。暫定的な数字ではありますが、外国の直接投資も25億ポンドにのぼり、3万1000人以上の新規雇用が創出されています。
ヒッチンズ大使は、次のように続けました。
「大会を開催することで、開催国は世界の人々を自国に迎え入れることになります。でも、それだけではありません。開催都市から、人材や企業を世界へと送り出す機会にもなります。新国立競技場のデザイナーとして、英国出身のザハ・ハディド氏が選ばれたという嬉しい決定は、その具体例と言えましょう。オリンピックを通して更に深まる日英両国の交流、協力の機会が引き続き提供されることを願っています。2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会では、英国代表チームの活躍も応援したいと思っています。」