気候変動の新たな枠組み「パリ協定」に合意
パリで開催されていた国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21) で歴史的な新たな国際枠組みに合意しました。
この合意は温室効果ガスの削減に対する素晴らしい前進となります。温室効果ガスの排出大国を含む195カ国が気候変動に取り組み、そして責任を取ることを約束したのは初めての事です。
これは持続可能で低炭素の将来へのターニング・ポイントを意味し、各国は今後、定期的に排出削減の計画を見直し、また共同で気候変動に対する必要な対策を取ることを確認することになります。
デービッド・キャメロン首相は次のように述べました。
「新たな枠組みの合意に際し、世界各国は、結束、野心、そして忍耐がもたらす可能性を証明しました。英国は排出削減に向けてすでにリードを取っており、また途上国の削減をサポートしています。新たな枠組みは全世界が気候変動を止めるために役割を果たすことに合意したことを意味し、これは記憶にとどめておく瞬間でもあり将来の地球を守るための大きな一歩となるでしょう。」
英国エネルギー・気候変動省アンバー・ラッド大臣は次のように述べました。
「これまでかつてないほどの多くの国々が、世界の気温上昇を抑え、気候変動からの最悪の影響を防ぐための重要な一歩を目の当たりにしました。これは長期的な経済や世界全体の安全保障においてとても重要なことです。この合意は全ての国々が気候変動への対策に責任を持つことを約束し、企業が低炭素への移行へ投資することに対する明確なシグナルを送ることになります。」